たとえば、世の中に同じ家族や同じ暮らし方は1つとしてない。
だから、セキスイハイムは一邸一邸すべて異なる“理想の家”にお応えします。
世の中に同じ家族や同じ暮らし方は1つとしてないから、フィットする住宅の形も百人百様です。広さや間取り、仕様により、必要な部材・部品の数やサイズは異なります。だから、わたしたちはお客様のニーズにきめ細かく対応するオーダーメイドの住まいが理想だと考えます。一方で、生涯また世代を超えて住み継ぐために住宅の品質の高さも重要です。セキスイハイムでは「オーダーメイドの住まい」と「間違いのない品質」という2つの理想を実現させます。
住宅の工場生産というと、「同じプランの建物を大量生産する」と思われるかもしれません。しかしセキスイハイムは、全国の工場で年間約1万棟、1つとしてまったく同じではない住まいを生産しています。これを実現するため、生産ラインでは独自の管理システムを採用。各工程で使用する部品・部材を漏れなく正確に拾い出し、生産全工程をオンラインでリアルタイム管理しているため、高いコストパフォーマンスで“理想の家”をつくることができます。
セキスイハイムでは、工場ならではの精密な溶接によって鉄骨を強固に接合する「ボックスラーメン構造」を採用。住まいの形に左右されない強靭な住宅をつくれます。一方、工場で生産する鉄骨ユニットというと「間取りが自由にとれないのでは?」と思われるかもしれません。実際には、88種ものサイズバリエーションをもつユニットを組み合わせて“枠”を作り、その中は部屋などの空間を自由に仕切れます。鉄骨の柱と梁だけで基本構造が成立するので、耐震性にバラつきがなく、むしろ自由に間取りが取れる面があるのです。
※各種斜線対応ユニット含む。バリエーションは商品タイプなどで異なります。
家は「一生モノ」だと考えるから、セキスイハイムは工場で家をつくります。
たとえば、重要な寺社仏閣などの建築や大規模修理では、建物の上に工事用の屋根を設け、雨の影響を受けないように配慮しています。同じように、長く暮らしていただきたいお客様の住まいをセキスイハイムは“屋根の下”でたいせつにつくるのです。
たとえば、高層ビルや橋脚を支える鉄骨・溶接・ボルトは、強靭さが求められます。だから、セキスイハイムは大型機械を駆使した“技術の力”で屋台骨をがっちり支えます。
たとえば、大工さんだと何年もかかる経験が、工場では短期間で得られ、専門能力が向上。さらに工場ならではの安定した作業環境により、機械とともに“人の能力”が最大限発揮されるのです。
建築工事は多くの職人・業者が分業で行うため、施工管理が難しい。だから、セキスイハイムはコンピューターによる徹底管理で“設計通り”を実現します。
ご家族おそろいで、ぜひお越しください!
工場の屋根の下なら雨風で部材が傷む心配はありません。そして、完成したユニットは、雨に濡れないようカバーをかけ建築地へ運ばれ、1日で雨仕舞いを完了させます※。“工場でつくるからたまたま高品質になる”のではありません。大切なもの、間違いないものにする、高品質な住宅をお届けするには、工場、屋根の下でつくるべきと考えています。
◀寺院の改修工事も屋根をかけて行われます。
日本の年間降水日数は100日程度、3〜4日に1回は雨が降る計算です。現場で家をつくる場合、室内が濡れてしまったり、部材が濡れて変形することがあるため、雨への配慮が十分でない場合、できあがる建物の品質が懸念されます。
工場の生産ラインは、適正な温度環境のもと作業できるため、集中力を保つことができ、ミスを防止できます。また整理整頓も行き届いており、安全に作業できるため設計どおりの性能の実現につながるのです。
建設現場は、夏は暑く、冬は寒く、キツイ環境下ではミスやムラも発生しやすくなります。また、職人さんが靴のまま歩いたり、部材を引きずったり、ぶつけたり、ちょっとした気の緩みが出る可能性があります。
工場という環境を活かし大型機械の活用やロボットによるミリ単位の正確な溶接などを採用しています。たとえば、多くの工場でコーナーに採用する「スポット溶接」※では、2万アンペアという電流を一瞬に流し込み、1打点あたり4トンの強度があり、1コーナーあたり8〜14ヶ所も打つため、極めて優れた強度を出すことができます※。また、非常に重い床、天井、柱の各フレームを機械の力により、バラツキなく組み立てることができます。
鉄骨の骨組みの接合は、溶接が最も強さを出しやすいと考えられます。溶接は鉄を溶かして一体化するため、ボルトやビスとは違って地震時の変形が少なく、経年変化もないからです。ただ、一般住宅の建築現場で溶接は困難です。それは作業が雨や風に弱いからで、結果ボルトやビスに頼る工法が多いのです。
外壁は、耐久性と防火性ともに高いオリジナル建材「セキスイファイバーセメントボード(SFCボード)」などを使用。ボード同士は、鉄製フレームで頑丈に固定し、プランに合わせて大型パネルに組み上げます。重いパネルも機械を活用して組み立てるので、ミリ単位での調整が可能です。また、工場内ならではの安定した作業環境により、高所作業も安全・確実に施工できます。
外壁に60cmや90cm幅など大きくて重いパネルを使用する場合、現場で取り付けようとすると、作業負担が大きく、ミリ単位での調整は大変です。また、屋外の場合、風雨の影響を受けるため、不安定な体勢での施工を強いられることもあります。
1工場で年間約500棟から最大約2,000棟もの住宅をつくるため、工場の作業員は圧倒的な経験値を積むことができます。さらに、日々チームなどで研鑽に努め、熟練度を高めています。
大工さんの経験値は、年間3棟のペースで50年仕事したとしても、建てる家は合計150棟です。現場の移動などでどうしても非効率な時間が生じがちとなります。
工場では、人の携わる工程において、天井パネルを一旦反転させるなどで、人間工学上最も作業効率が優れると言われる“下向き腰高”の作業環境を整えています。またボードの固定工程では、自動ビス打ち機も導入。正確に位置・深さ・角度を制御しています。最後に大型の反転機で上下を元に戻して、次の工程へと運びます。
現場で大工さんが一番嫌な作業は、重い工具を持って天井に向かって、不安定な上向き体勢で行うもの。無理な姿勢の施工では、すき間ができるなどミスが起きやすくなります。
ハイムで使う断熱材は、部分ごとに大きさなどが異なり、100種類近いバリエーションがあります。非常に性能の高い断熱材も、すき間なく入れないと効果が減ってしまいます。工場では、教育・訓練を受けた専任の技術者がしっかり固定した状態で取り付けるため、ズレやたわみを抑えることができます。雨に濡れることもないので、正確な取り付けで快適な温度を逃がさない魔法瓶のような家が作れます。
一般的な現場では、断熱材を現場でカットして取り付けます。すき間、ズレ、たわみがないような施工管理が重要ですが、場所によっては取り付けが難しいこともあります。
セキスイハイムの住宅のパーツは一棟につき約25,000点。工場では、すべてのお客様の情報、ネジひとつから部品・部材の履歴をコンピューター管理しています。アフターサービス、設備のリコールや不具合にも迅速に対応できます。
住宅には、様々な部材・部品・設備が使用され、それらを管理する施工業者も多岐に渡ります。そのため、建築現場ではそのすべての把握が大変で、後々問題が発生した場合、調査が困難な場合も多々あります。
工場では複雑な電気配線も照明・コンセント・スイッチなど用途が一目でわかるように色分けし、ユニットごとにセットされています。このように、現場での作業時にも間違いを起こさないように工夫されています。また、工場内で可能な部分の電気工事もあらかじめ行うため、現場で穴を開けることも少なく気密性のロスが抑制できます。
電気工事では、建物における配電・制御・通信など設備の進化・多様化が激しくなっていて、作業も複雑化しています。また、現場ではできあがった壁や天井に穴をあけて設置するので、家のすき間が多くなり、気密性を損なっているケースもあります。
工場では、各工程内検査により、完成してからでは確認できない部分を綿密にチェック。さらに、専門の検査員が仕上がりを含めた全体のチェックを実施します。より強度が求められるユニットのコーナー溶接部は、引っ張り強度試験を実施。また、水平・垂直の精度はレーザー測定などでミリ単位の正確さを確認しています。検査項目は250項目以上にのぼり、こうした厳しい検査に合格したものだけが出荷され、住まいになるのです。
一般的には、各工程で大工さんが巻尺や水平器などで検査を行うことになりますが、強さや精度は人間のチェック能力にも限りがある部位も。また、作業した大工さんによってのみ検査する場合、判断基準が甘くなっての、見逃しも心配です。また、監督も、現場を複数抱えていたりして、すべての部位や工程をチェックしづらいケースもありえます。